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ウジイユタカ

ユタカの部屋vol.88 佐藤洋介氏

佐藤陽介氏ウジイ(以下ウ)では佐藤陽介さんです。よろしくお願いします。

佐藤(以下サ)よろしくお願いします。

ウ:まず自己紹介からお願いします。

サ:今当然ここの生まれではなくて、岩手県の生まれです。今36歳です。

こちら村山市との関わりは、前の職場が農水省だったので最初は出向という形で3年間市役所で勤務して、2年間こちらから東京の方に戻ったわけですけど、こっちの仕事の方が楽しかったので戻ってきて今に至るっていう感じで、今は地域おこし協力隊ということで勤務してます。

ウ:岩手県のどちらの出身ですか。岩手県の奥州市です。

奥州市だと、メジャーリーガー出てますね。はい。

サ:大谷くんですね。本当だいぶ近いです。実家も近いと聞いてますし、あと最近あの佐々木朗希も県の沿岸の方ですけど、最近なんかすごい野球選手が出ていますね。

ウ:農林水産省の出向でこちら村山市に来たときっていうのは、どんな仕事をされたんですか?

政策推進課の課長だったので、政策推進課の課長だったので、市の政策全体に関わっていました。何でもかんでも口出せる立場っていうのはあったんですけど、メインはやっぱりこの楯岡高校の跡地をどうするかとか、駅西開発どうするかとか、あとふるさと納税を担当してたし、今自分は地域おこし協力隊ですけど、その所管もしてました。

ウ:で自ら地域おこし協力隊になられたという。地域おこし協力隊に登録したのは何年前ですか?

サ:着任は2021年7月です。

ウ:だと、もうすぐ1年。

サ:そうですね、まだまもなく丸一年。はい。

ウ:その当時から、村山市の地域おこし協力隊っていうのを所轄していたというふうなことなんですけど、その地域おこし協力隊とはなんぞやっていうのを市民の人でも知らない人のが多いと思うんです。そこについて簡単にと言うわけじゃないですけど、ご説明をお願いします。

サ:やっぱり今地方は人口減少っていう問題があるので、それに対して都会から地方に移住者を増やそうということを政府としてやっています。その一つの政策が地域おこし協力隊です。地域活性化の活動をする人に対して、報酬や活動費を3年間支援する事業です。その枠を使って私も東京から村山市に移住したということですね。

ウ:具体的な仕事の内容についても教えて下さい。

サ:協力体全体の方がイイですよね。

今の協力隊の人たちでもいろんな人がいて、例えば農業をやりたい人とか、新体操の関係者の方もいますし、リンク村山を盛り上げていきたいという私とかあと母校でもある小関さん。そうやってまた地域活性化に繋がるということで何でも、ある意味制度的にはOKなんですね。その中でも私自身としては、総合政策課長時代にここの企画をやってて、完成を見ないまま1回退任したわけですけどそれにもう1回関わりたいなと思って戻ってきたということです。

ウ:村山市の地域おこし協力隊が他に何をされてる方が何人ぐらいいるのかも教えてください。

サ:まず西城さん。

元剣道やられている方ですけど居合道、居合振武館、居合神社がここにありますので、その発祥の地ということでの観光とかですね、そっちの方で活動されています。

次は小関さん。

ここ楯岡高校の出身で元東根市出身ですけど、元々ダンスをされている方で母校に関わりたいという事もあるしここをうまく使ってそういうダンスに関わる活動をされています。

次は山坂君。

早稲田大学の現役学生ですね。去年は休学してきてたけど今年は復帰して授業を受けながらですけど、村山市に若い人って少ないながらもいらっしゃるので、その若い方々の広がりを作りたいということで学生なりのいろんな繋がりを使ってここに来てもらったり、ファンになってもらったりという仕事をしています。

次が私で、次が藤井さんです。

日本女子体育大学の卒業で新体操の全国トップレベルの選手だった方です。ブルガリアとのつながりで新体操が盛り上がってきているので、そのコーチというか指導者として今、着任されました。

あと平山さん。袖崎出身で、農業を目指されていて、昨年まで麿さんがいたんですが、本格的に就農して協力隊はやめてしまったので、その次の農業人材ということで、着任されています。いろんなところで研修されてゆくゆくは自分の経営スタイルで就農されたいということで4月から活躍されています。

なので今、計6人です。

ウ:この楯岡高校跡地だった場所をどう利用したいかというところから始まって、現在リンク村山という施設がオープン直前というところまでの経緯と、あとリンク村山の紹介をお願いします。

サ:最初はやっぱり政策推進課長として何も知らずに着任して、市の重要課題だから何か考えろっていうのがスタートでした。

ある日、課の中の人からここ何とかしなきゃいけないですって言われて、ああそうなのって本当それが最初で。どうしようってなったときに、平たく言うと空き家、廃屋でしかも、自分たち(市)の持ち物じゃない。県の持ち物っていうところからスタートして、ここ使ってくれるっていう人いないのかなって。

市で学校の施設もらったって何もできないんですよ。入ってもらって使う人を探さなきゃいけないっていうことである意味物件情報をどんどん外に出していって、見てもらうことからスタートしたんですよね。

なので簡単に言えば不動産屋みたいな、「こういう施設あるんでどなたか使いたい方いませんか」っていうのを延々1年ぐらいやったんですが、こんだけ広いんで、全部1人で使いますっていう人は正直いなかったんです。

学校のまま使うのがいいんじゃないかって案もあったんですけど、専門学校とか。いろんなところに当たっても、入ったとしても施設の一部だけでいいです、とかそんな話ばかりで。

これはもういろんな人を入れるしかないていうことで各部屋ごとに営業活動をして、興味を持っていただける人があればとりあえず行って話をするとか、見に来てくれたらもう1時間かけて全部案内するとか。そんなことをやって、ここを使って何か面白いことをしたいっていう方が集まっていただいたので。それをまとめたのが今のこの施設の原型です。

正直言うと、課長時代にやったのがそこまででした。

まとめるところまではやりました。大まかな計画ができて、古い施設の改修に手を付けようっていうところで、一回東京に戻りました。その間は例えば設計する方を決めたりとか、施工する方を決めたりとか。市職員の方々も引き続き営業活動をしてくれて、世の中に情報が出ていった結果、私も入りたいっていう方が増えていったようです。今ではほぼ全部の部屋に、入居する事業者さんが決まった状態で準備をしています。

ウ:あと今こういう施設なんですよというようなものを広報のつもりで教えて下さい。

サ:ここの特徴は、会合などで部屋を借りて使うといった公共的な部分と、入居事業者さんの入る事業用の部分が混在していること。なかなか珍しい施設だと思っています。今いるエントランス入ってすぐのこの空間は、誰でも入っていい公共部分として、カフェもできるのでお茶のみでもいいし、お友達とお話するために来てもらってもいいし、子供たちが宿題しに来てもらってもいいし、パソコン持って仕事しに来ていい場所になってますので、誰に来てほしいとかターゲットっていうより、誰でもどうぞっていう感じで人を選ばない空間です。

ここのことをリビングって呼んでるんですけど、施設内には入居者さんもいるので、ここは市民の皆さんにとってもリビングであり、入居者の皆さんのリビングでもあるということなんです。ここに、入居者さんも市民の皆さんも来るってなったときに、新しい出会いが生まれるとか、新しいビジネスが生まれるとか。特に、入居者さんの中にはITやデザインの方々など市内に少なかった業種の方々もいるので、なんかちょっと新しいことをやろうっていうときにそういうITの力が少し入ったりとかデザインの力が入ったりとか何かそういう新しい化学反応みたいなものを期待しています。Linkって名前も最初聞いたときはなんかちょっとありふれてるなって感じもしたんですけど実際いろいろ準備してるとLinkってすごい良い名前だなと。いろんな人が繋がるっていう場になっていただけるとすごくいいなと思います。

ウ:オープンの具体的なスケジュールを教えて下さい。

7月オープン11月グランドオープンです。

という予定で進んでいて、実はその建物はほぼ7月に完成します。テナントで入居される方々の工事なんかも7月目指して進めてますので、建物はそういった形で使っていただけるようになるのが7月。

あとは駐車場であったり、もしくは元中庭だったこっち側のスペースですね。芝生を張って広場にするんですけど、工事が一段落するのは11月いうことで、それで一応グランドオープンっていう形で考えて、実際にはもうちょっと工事が続くんですけど、まずは7月に皆さんに使っていただけるようになるということです。

ウ:7月から一般の人も入れるということでいいですか?

サ:7月下旬になると思います。お茶飲みとか、そういうのはもう7月から使っていただけます。

ウ:利用料金なんかはどうなってますか?

サ:入館料みたいなものは特にないです。フリーでいつでも入っていただけます。会議室だとか、ちょっと集中できるワーキングスペースを借りたいとか、キッチンを貸し切りで使うということだとそれぞれ料金をいただく形になります。あと入居事業者として、カフェとか、フィットネスジムだとかマッサージ屋さんとか、そういった方々が入ってくれているので、それぞれ料金がかかるということになります。

ウ:今度はYouTubeの話。今、商工会の方で村山あきんどちゃんねるというYouTubeチャンネルが立ち上がって、ナビゲーターをしていただいてるんですよね。

そちらのナビゲーターをやるきっかけから、あとは現在発信しているYouTubeについて紹介も含めて、PRのつもりで教えてください。

サ:きっかけは商工会の布川さんにやれって言われたという、ただそれだけなんですけど。

お話いただいたときに正直自分に務まるのかなってとても自信がなくて、正直そんなに自ら進んでなったわけではないですけどね。でもちょっと面白いなと思ったのはやっぱり各お店の皆さんと直にお話させていただけて、思いみたいなものは聴けるし、あとちょっと裏話みたいなものも聴けるので、何かそういう普段お客さんとして行くよりもいろんなことが聴けるなっていうのがすごく面白いです。

まさに見どころはそういうところだって思ってやっていて、やっぱり各店ごとの思いだとか、やっぱり皆さんやっぱりいろいろ工夫されて、そういったところをちょっとでも皆さんにお知らせできるといいなと思っています。

ウ:ありがとうございます。もし何か他にPRがあればお願いします。

サ:フィットネス、マッサージ屋さん、あとここリビングのカフェですね。こちら気軽にですね、お友達とお話する場所としてぜひ使って欲しいと思います。あとはちょっとビジネス寄りになってきますけど、インターネット販売、eコマースに強い会社さんとかも入居されますので、自分の作ってる良い物を売りたいとか、もっと売上げを伸ばしたいような時にご相談いただきたいですね。

あとは最近プログラミング教育とか始まってできてますけど生活の中にITの分野ってなくてはならないものになってきていて。子供たちに教えてくれる事業者さんいらっしゃるので、そういう学びの場みたいなっていう機能も実はあるかとも思います。

さっきのあきんどチャンネルを撮っていただいてるペソラワークスさんもこちらに入っていただくのでYouTuberになりたい人でもいいですし、やっぱ何か情報発信ということで動画を使いたいとかそういう方もご相談いただけるんじゃないかなと思います。

あと日常的な使い方としてはコインランドリーさんも入るので、洗濯をしにきてカフェで一服して乾いた頃に持って帰るみたいな使い方もできますし、このコワーキングスペースもあるので、仕事の場として使っていただいて、帰りにフィットネスに行って帰るとかもしくはマッサージとか、あと香りを楽しむアロマ店もあるので、アロマでリラックスしてから帰っていただくとか、そういう何か日常使いができる施設ですので、そういう生活の一部として使っていただくことも含めてぜひ利用していただけたらと思います。

ウ:今見て気になったのは、体育館って何すんの、あそこ。

サ:体育館はですね、体育館のまま残っていて。名前はですね、スポーツだけじゃないと思ってるので、屋内広場っていう名前に変えてますけど、簡単に言うと、子供たちが放課後にランドセル家にぶん投げて、どうぞ遊びに来てくださいっていう場所にしたいなと思っています。

ですので子供たちに入っていただく分には、フリーで当然料金をいただかずに、ボール出して遊んでもらうとか、縄跳び出した人で遊んでもらうなりしてもいいかなと思いますしその下のピロティ、土間の部分もですね、同じように考えてます。あとピロティの一部にはコンクリートを張った部分があって、

そこですと、そのオリンピックで注目された、スケートボードの練習とか、傾くバンクとかないんですけど、初心者で始めたいっていう方が、最初にやる場所としてはすごくペタッと広くて使いやすい場所になるのでいろんな使い方ができると思います。スポ少で貸し切って使うだけじゃない。これまた普段使いの場所になってくれるといいなと思っています。

ありがとうございました。

 

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