ユタカの部屋 VOL.85 後藤心太氏
よろしくお願いします。まずは後藤心太さんの自己紹介から始めてください。
はい。村山市で映像クリエイターをやっております後藤心太です。
今、ペソラワークスという会社に所属していて、そこでライブ配信だったり、YouTubeチャンネルの撮影編集という仕事をやっております。
そこをちょっと深掘りしたいんですけど、ペソラワークスというのはどんな会社なんですか?
ペソラワークスは、イベント制作とか映像制作っていうのをメインに活動している会社で、
メンバーでもあるシンガーソングライター山口岩男さんのイベント関係の仕事や、式場と提携してオンライン結婚式の配信業務などもやってます。
映像クリエイターという職業の名前が出ましたけど、その映像クリエイターを目指す
きっかけとかこれまでの経緯について教えてください。
元々は私結婚式の音響オペレーターという仕事を7年ぐらいやってまして、結婚式の中でも映像ってやっぱり、プロフィール映像とかエンドロールとか大事な演出の一つになるんです。そういう映像作品というか、結婚式で使われるいろんな映像を見て、自分もそういう映像を作る側になりたいなっていうのがきっかけですかね。
映像クリエイターとして活動するまでに、どんなことを経験して今に至っているかっていうのも簡単に教えてもらっていいですか?
結婚式の音響をしていたのを一旦止めて、個人事業主で音響の仕事もしつつ、映像も自分でやろうということで始めたんですけど、その時は式場さんから発注いただいてプロフィール映像とかを作ったりしてて、最近コロナ禍でやっぱり映像の需要が増えてきたんです。いろんな方がYouTubeを始めたいみたいな。そういうのが多くなってきて、YouTubeの方がメインになって、チャンネルの運用とか撮影編集までやるようになったっていう感じですかね。
今YouTubeの話が出たんですけど、今携わってるYouTubeのチャンネルについて教えて下さい。
まずペソラワークスの方では、岩男さんの「山口岩男チャンネル」をやってます。それと以前ウジイさんの誌面にも登場したkiyoさんの山形を熱くしようプロジェクトの「ヤマアツチャンネル」の撮影と編集、また山形のタレントでミチカちゃんっていうかわいい女の子がいるんですけど「山形ミチカTV」の編集もやってます。
あとはまだスタートしたばかりなんですけど村山市の「あきんどチャンネル」の撮影と編集をやっております。
今編集という言葉も聞いたんですが撮影から編集まで1人でやってるんですか?
そうですね。はい。
一つのYouTubeの動画を仕上げるにあたって、作業工程とかどれぐらいの時間がかかるのか、そんなところも聞きたいです。
まず工程としては、撮影した動画素材を確認してカット作業っていうのをしないといけないので、どの部分を使うかっていうのを、一旦全部見て頭の中で組み立ててカット作業して、
その後いろんな演出ですね、テロップを入れたりとか、BGMや効果音を付け足したりっていうのをして、そして映像の色みとか、明るさ調整みたいなこともやって仕上げてます。
編集時間は、ものにもよるんですけど、だいたい丸2日くらいですかね。
そういえば思い出したんだけど、心風亭のCMでアニメーションを使ってやってましたね。
あれはアニメーション制作用のソフトがあるので、それを使って作ったんですけど完全に一から作るわけじゃなくて、ある程度素材があるんです。例えばコックさんとかの素材みたいなのがあって、あとは物の素材ですねラーメンやチャーハンなど。そういうものがあって、それを画面上で組み合わせて、そこに動きをつけるみたいなことができるソフトがあるので、それを使ってやってます。
今は動画の中でできないことはないって言ってもいいのかな。著作権がらみの制約がなければ何でもできるんですかね。
何でもできますね。今、ソフト自体の性能はどんどん上がってるので、CGとか合成とか本当に簡単にできるようになってきたので、何でもできると思います。
これから映像の世界に進みたいなと思ってる若い人たちに向けて、まずはこんな機材を揃えればいいよとか、こういう勉強しといた方がいいんじゃないとか、そういうアドバイスがあったらお願いします。
そうですね。機材でいえば本当にピンキリなので、何を作るかによっても全然違ってくるとは思うんですけど、今の時代でいったら、とりあえずiPhoneがあれば何でも作れると思います。撮影はもちろん編集もできますね、iPhoneで編集ソフトがあるので、それ使ってしまえば無料でもある程度のクオリティのものはできます。
トリミングやテロップ入れもできます。BGMも入れられますし、それこそエフェクトなんかをつけることもできますよ。ただやっぱりスマホなんで、パソコンに比べれば操作性悪いんですけど、そこを除いて考えれば、無料でもiPhoneさえあれば、ある程度のものは作れてしまうので、まずはiPhoneから始めてみるっていうのもいいかもしれないです。
iPhoneだと手持ちで使えるよね。iPhoneに付随するこういう機材があるとなおいいよっていうものがあれば。
そうですね結構、Vlogとかそういうジャンルが流行ってると思うんですけど、そういうジャンルだとスマホ用のジンバルっていうのがあるのでジンバル一つ買ってしまえば、手持ちでもぶれずに使えますし、置いてしまえば三脚代わりにもなるのでそれ一つあると便利かなと思います。
ジンバルって何のことかわかりやすく説明してください。
ジンバルっていうのはカメラのブレをなくす機材なんですけど、カメラを中に浮かせてバランスを取って、さらにモーターの力でブレを抑えるんです。歩きながら撮ってもグラグラ揺れないので見やすい動画になります。
iPhoneである程度撮影編集ができるようになって、もう一つ上を目指したい人のためにこういう機材があるとなおいいですよっていうのを紹介してください。
やっぱりiPhoneでは限界があるので、もう少し映像の質を高めたいっていうのであれば、私もおすすめしてるのは、LUMIXのGHシリーズっていういろんなYouTuberさんが使ってるカメラなんですけど、LUMIXGH4とか5あたりが使いやすくていいかなと思います。
その一眼カメラと、あとは結構皆さん見落としがちというか、力を入れないんですけど、音声っていうのはなるべく良くした方がいいので、一眼レフカメラに付けらるような外部マイクっていうのも一つあると大分映像のクオリティは上がると思います。
やっぱり一眼レフの動画がいいいですか。いわゆるビデオカメラっていうものじゃなくて。
そうですね一眼レフの方が普通のビデオカメラに比べるとボケが綺麗に撮れるので。あとは最近、操作もすごく簡単になってきてるので、オートで撮ってもそれなりに綺麗に撮れるので、ビデオカメラだったら一眼レフの方がいいかなと思います。
一眼レフで撮った映像を編集するにはパソコンが必要になってくると思うけど、その中に入れるソフトを紹介して下さい。
はい。編集ソフトはAdobeのプレミアプロっていうのを使っています。これは有料のソフトなんで毎月お金を払ってるんですけど、そこまでいかなくてもWindowsに入っているムービーメーカーとか、無料の編集ソフトもいっぱいあるのでその辺を使えば、全然編集は問題なくできると思います。
ちょっと話が前後するんだけど、さっきまずはiPhoneがあればいいと言ったけど、iPhone以外のスマホでも大丈夫ですか?
iPhone以外でも大丈夫ですね。Androidでももちろん動画撮れますし、編集ソフトもあるので大丈夫だと思います。
次は音楽ついての関わり合いについてちょっと教えてください。
音楽に関しては、元々レゲエ好きでして、中学校ぐらいのときに友達の家に遊びに行ったときに、友達のお兄さんがめちゃくちゃレゲエが好きで。お兄さんの部屋から爆音でレゲエが流れてて、なんだこの音楽は!っていうことで衝撃を受けて、それからずっとレゲエが好きですね。その友達のお兄さんがDJをやってたんです。高校の時にあれやってみたいなって思いまして、そこ音楽とかDJにハマっていきました。その延長で実は音響オペレーターっていう仕事もやるようになったんですけど。最近はそんなにDJやったりっていうのはないんですけど、やっぱり岩男さんの仕事でCD制作に携わったりっていうのがあるので、相変わらず音楽は私の中ではウエイトは大きいです。
今後の展望というかやってみたいことについて教えてください。
今工事してるLink MURAYAMA。旧楯岡高校ですね。あそこができたら、ペソラワークスでリンク村山の中に事務所を構える予定です。そこの事務所を動画撮影スタジオと配信スタジオにする予定でいるので、やっぱり動画撮影とか動画制作っていうとハードルが高いっていうイメージがまだまだあると思うので、いろんな方が気軽に動画作成したりライブ配信したりできるような環境を作れたらなっていう風に考えています。村山ってITリテラシーというか、そういう面で言えばそこまでまだ高くないと思うので、動画というクリエイティブを使って、村山を盛り上げていけたらなと思っています。
その動画の制作配信っていうふうに言ったけど、配信のプラットフォームは、やっぱりYouTubeになるわけ?
YouTubeに限っていません。やっぱり配信の内容によってYouTubeがいいのか、Facebookがいいのか。あとInstagramがいいのかとかの関係があると思うので、それぞれの内容でプラットフォームは使い分けてます。
そうだ、ついでに聞きたいんだけどプラットフォームの話。
今いろいろとありますインスタライブとか、ツイキャスとかいろいろあるんだけど、違いって何かありますか。TikTokとか17とか。ライバーという言葉も最近よく聞くけど。
まずですね、17っていうのは、ライブ配信で生計を立てるみたいな人向けのプラットフォームなんですけど。YouTuberはどっちかっていうと動画コンテンツを作って、それを配信している人たち。もちろん生配信もすると思うんですけど、そこには何か企画というかものを作る過程を生配信するみたいなそういう面があると思うんです。ライバーはもうお喋りだけとかピアノ弾くとかもありますけど、対面でお喋りしてるような人たちが多い印象です。生配信です。17とかは生配信です。
TikTokはライブはないので、YouTubeの短いインスタント版ですかね。ポンポン観られるプラットフォームでYouTubeと逆な感じです。
YouTubeは本当に10分20分とかずっと見るんですけど、TikTokは写真を見るような感覚に近いですね。短い動画が多いです。一応、何分とかもあげれるんですけど、15秒とか30秒とかそういうのが多い。
あとインスタライブって?
インスタライブはInstagramでやるライブ配信です。Instagramの中でライブ配信できるんですよ。あれはYouTubeのライブ配信と同じ感じです。Instagramのアプリを使ってライブ配信をするし観ることもできます。
ツイキャスはTwitter向けのライブ配信ですね。
Facebookもあります。Facebookもライブ配信できます。なので、ライブ配信でいえばどのSNSでもだいたいできるので、やっぱりそのSNSを使っている客層の違いがあるので、Facebookは若い人あんまりやってなくて、TikTokは若い人ばっかりとかそういうのがあるので、誰をターゲットにするかで、プラットフォームは使い分ける感じです。
とりあえず幅広くなるとYouTubeが一番さくっと見れるので、若い人に絞った配信しますよっていったら、TikTokで動画上げるか、インスタライブですかね。
わかりました。ありがとうございます。
ちらっと心風亭のCMもどうぞ。
一応うちは家業で心風亭っていう中華料理屋をやってます。
今ですね、冷凍ギョーザを販売しようということでいろいろ進めていますので、心風亭の冷凍ギョーザが、そのうち通販でも買えるようになると思うので。うちの餃子は大人気なので、ぜひ通販で冷凍ギョーザを買ってていただきたいと思っています。あとお店に来て、支那そば500円以下で食べれますので、ぜひ一度来てください。
ありがとうございました。